Q、祇園で道を尋ねようと「ちょっとあばあちゃん、教えて欲しいのですが?」とお年寄りに尋ねると無視されました。
耳が遠かったのでしょうか?
A、あんた、それはものすご危険な事をしはったなあ。
ええか、よう聞きなはれ。 祇園には「おばあちゃん」と「おばちゃん」はいいひん(いない)のや。
あんた、もうちょっとで一発かまされるとこやったで。 そんな、場合は「お母さん、教えて頂けますか?」と言わなあきまへん。
花街である祇園町の女性は現役で働いている人が多いし、年寄り臭い呼び方したら怒らはる人が多いんや。
よう、憶えといてや。「おばあさん」=「お母さん」 「おばちゃん」=「おね〜さん」と呼ばなあかんで。
ちなみに男性は「おじいさん」=「おとうさん」 「おじさん」=「おとうさんorおにいさん(にいさん)」やけど、まあ女性ほどうるそうおへん。
Q、今度はちゃんと「お母さん」と呼んだのですが、また無視されました。 どうして?
A、ちょっと聞いとくれやす。
祇園は観光地やから、藤村屋でもでよく道を尋ねられるんやけど、人が仕事中でもお客さんとしゃべっていようが、おかまいなしに割り込んできて、道案内をさせたあげく礼の一言もいわんとこっちの話半分でスタスタ歩きだす観光客が約半分おるねん。
京都市観光課や、サントリー京番茶のおばちゃんが「おもてなしのこころ」とか言うて観光客を呼ぶ為に地元住民の尻叩きよるけど、相手によるわい。
先の「おかあさん」もそんな風に不愉快な思いを何遍も(何回も)しはったんちゃうやろか?
Q、祇園っていったい何処から何処まで?
A、か〜むつかしい事聞かはるな〜
僕もよう解りません???
僕は一応、南北が四条通りを挟んで南3筋め(団栗通り)までと北4筋目(白川通り)まで、東西が東大路〜鴨川までやと思ってます。
八坂神社の南、「下河原」は? 八坂の塔は?? というと、あの辺は学区が違うんですわ。 京都はわりかし学区=地域みたいなトコがあります。
でもまあ、世界に通用する「祇園」という地名ですから、どんどん拡大していってるみたいです。
いずれ、京都中「祇園」になるのもそう遠い日やおへん。
Q、古い町家を見たくて祇園に来たのに、ビルばっかりでがっかり。
A、まあ、そう言わんと。 あるとこにはありまんがな。
まあ、これもバブルのつけやわな。 最近はお茶屋さん(※舞妓さんの仕事場と思って下さい)でもビルにしてはるし。
でもまあ、気持ちは判ります。京都らし〜いトコしか撮影せえへんマスコミが悪いにゃわ。
ほんなら、こうしましょ。
京都駅に着いたら藤村屋に電話しなはれ。お迎えにいって目隠ししたまま、景色にええとこに案内して終わったら、また京都駅まで目隠しして送り返したげマス。
(要予約 約1時間コース 料金10万円、、、ウソです)
Q、祇園にせっかく来たのに普通の人ばっかりで舞妓さんはおろか、着物姿の人さえあまり見られませんでした。
せっかく京情緒を楽しみにきたのにがっかりです、、、
A、 あんたもその中の一人やろ(笑)
今度から着物着て、おいでやす。
京都観光が2倍楽しくなること受け合い! 着物はやっぱり「京友禅」が最高でっせ!
Q、「いちげんさんお断り」の店に入ってみたいんですけど?
A、たしかに敷居が高いわな〜。 でもまあ予算があるのやったらこ〜しなはれ。
そしらん顔して店にはいるんや。 お店の人に「あの〜うちはいちげんさんお断りなんですが、、、」と言われたら、すかさず
「あれ?忘れたんかいな。も〜。ほれ、こないだ(このあいだの意)田中さん(鈴木さんでも可)に連れてもうた××ですやん。かなんな〜。 あ!大将!久しぶりでんな。大将の美味しい料理の味が忘れられへんかったんで、ついつい一人で来てしょもたんや。 また美味しいもん、たのみますわ」
と堂々と言ってみなはれ。 まあ追い出される事は無いと思いまっせ。
Q、「いちげんさんお断り」の料理屋じゃなくてお茶屋さんに行きたいんですが?
A、わしも行った事無いのに知るかいな。ホンマ!
しゃーない、とっておきの方法を教えたげます。
まず藤村屋に就職するんや。 言うとくけど給料は安いで〜はっきりゆうて無いに等しい!
でも目的が達成できたら、無給でもええやろ? なんやったら僕と一緒に組合作りましょ。
僕は一回メーデーで「給料あげろ、コノヤロウ!」とか「サイト1ページ作るごとに1万円よこせ」と叫んでみたかったんですわ。
。。。話がちゃう方向へ行きました。すんません。
ほんで、電話注文がかかってきたら、チャリンコ(自転車)乗って行ってらっしゃい
ただし、玄関から入らんと勝手口から入っていかんと、お茶屋のおかみさんに怒られるデ
商品渡したらさっさと帰ってきんと、藤村屋のオヤジに「何処で油売っとったんや!!」と怒られるデ。