京のメインストリートと言っても過言では無い四条通りは、後ろに 東山を抱く八坂神社から西山を抱く松尾大社まで全長約7キロの路 です。 歴史は平安京までさかのぼり、古記には四条大路と記されておりま す。 京都の東西にまたがる大路ですから、門前町、繁華街、ビジ ネス街などいろんな顔を持っているのが特徴でしょう。
歌舞伎発祥の地 碑(地図マーク2)
四条大橋東詰には京阪電鉄の四条駅があり、阪急電鉄京都線の河原 町駅への乗換客で朝夕の通 勤時間帯には沢山の人通りがあります。
出雲の阿国石像(地図マーク1)
またこの地は1600年代、四条河原で出雲の阿国がかぶき踊りを踊っ たのがルーツとされる歌舞伎の発祥の地と言われ、現在でも現存する最古の歌舞伎座である南座があり、年末に行われる顔見世興行は京の年中行事として、日本全国の歌舞伎ファンに親しまれてます。
顔見世興行のまねきが上がった南座
鴨川東岸から祇園石段下までの約500mの部分は八坂神社の門前町としての色彩 が強く、飲食店や土産物、京菓子、京漬物などの有 名店が多く、中でも花街祇園を抱える事から、和装用品の店が目立 ちます。 このような店が加盟した祇園商店街では京の町にマッチ する和風のアーケードや鉄柵(ガードレール)を整備して祇園散策 をさらに楽しんで頂けるように努力しております。
四条通りに面した店はその多くが観光客向けの店の為、午後8時頃には大方の店が閉まってしまい、夜になると歓楽街である花見小路や富永町とは対照的にひっそりとした姿になります。