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バーチャル観光 都をどり

寒さがいくぶん和らぎ、サクラの花がちらほら咲く頃、祇園甲部歌舞練場で「都をどり」が4月1日から30日まで約一ヶ月に渡り、公演されます。
「都をどり」は東京遷都により、京都の没落を恐れた京都の町衆が「なにか京都の活性化を」と官民一体となり京都万博を開催し、その中のビックイベントとして明治5年に初回が開催されました。
いらい戦争で中断した年はあるものの、100年以上続き平成11年で第127回目となりました。
すっかり京都の春の風物詩となった「都をどり」、京舞い(井上流)の雅びを御紹介します。
では、まいりましょ〜っと!

歌舞練場の地図 まずは、甲部歌舞練場の場所を御案内します。
祇園を中心に半径1キロの中に祇園甲部、先斗町、宮川町の3つの歌舞練場があります。
道を訪ねる時は「祇園甲部歌舞練場」と尋ねてください。
四条花見小路交差点(角に一力茶屋)を下がり(京都では北行きを「上がる」南行きを「下がる」といいます)両側に並んだお茶やさんなどの町家を眺めながらぶらぶら五分程歩くと左手に歌舞練場が見えます。
歌舞練場の外観 正面と右側に純和風の建物が見えます。
左手には明治期ぐらいでしょうか?洋風の建物があります。
観光ツアーのコースに入っているのでしょうか?たくさんの観光バスが停まっています。
一般入り口 一般の入場券をお持ちの方は正面の入り口から入場します。
入ってすぐのロビー(というより待合い室という雰囲気)には京都の名産品などを品揃えした売店などがあります。
一般ロビー
一般入り口 お茶券を購入された方は右側の入り口よりの入場となります。 入ってみましょう。
入って正面に舞子さんの作品が展示してあります。
一般入り口 通路に沿って歩くと京都の名産品の展示スペースがあります。
お茶、漬物、和菓子など京都の有名店の商品見本が、、、 あ、これは 村山本家の「千鳥酢」です。 
藤村屋でも取り扱っています。、、、すみません。 
ちょっと藤村屋の宣伝もせんとオヤジの怒られるもんで!
千鳥酢の展示
一般入り口 こちらがお茶席です。 一番前で芸妓さんがお茶のお点前を披露しています。
う〜ん。なんといいますか。
舞子さんが「キュートなかわいらしさ」ならば、芸妓さんは「麟とした美しさ」とでも表現しましょうか。
さすがに皆さん(お茶席は80人ぐらいか?)の分のお茶は短い時間で入れられないので、あとはお運びさんが配ってくれます。
和菓子が付いていました。 
和菓子が乗っていた小皿は持ち帰っていいそうです。ちょっとした記念品ですね。
一般入り口


通路 「そろそろ開演のお時間です」との声がかかり、お茶を済まして席を立ちます。
劇場への渡り廊下からすばらしい中庭が見えました。
美しい日本庭園にはちょうど桜が満開です。
時間があればゆっくり観てみたいのですが、、、
日本庭園
劇場内 こちらが劇場です。 そんなに大きく無いのですが、やはり歴史の重みを感じる造りです。
要QuickTime plug-in(750KB) さあいよいよ開演です。
平成11年度、第百二十七回都をどりの番組は、春舞能楽名所尽(はるのまひ のうがくめいしょづくし)と題して嵯峨野の秋、稲荷山の冬、嵐山のなど名所の四季を背景に踊りをくりひろげます。
出演者が総べて女性ですから、宝塚歌劇の和風版とも思えなくとも無いですが、演奏する地方さんも総べて女性なんでこっちの方が上だ、、歴史も古いし、、、としょうもない事を考えてしまいました。


その他の舞台の内容を動画で見られます
総をどり2を見る 濃紫水映燕子花を見る
Quick Time形式 約310KB Quick Time形式 約790MB

上手く再生出来ない方はゲットクイックタイムここからプラグインをダウンロードしてください



舞台風景 第三幕です。
演目は「美保松原霞羽衣」
富士の夕暮れが美しい一幕でした。
花見小路通りの写真 あっというまの一時間でした。 晴れやかな舞、芸子さんの踊りを堪能して気分はすっかり春めいてしまいました。
今回は平日で藤村屋も営業しておりますが、特別に時間を頂戴しまして観劇させてもらいました。
おとうちゃん、おかあちゃんありがとう! さあ、帰って仕事、仕事。
(帰ったら配達がいっぱいたまってました。)
都をどりのチケット入手方法は
祇園甲部歌舞練場(TEL 075-541-3391)へお問い合わせ下さい。